グリとヒスイの二毛作

お疲れアラサー「グリ」と美少女「ヒスイ」の妄想漫談録

時間がなければタスクを増やせばいいじゃない

グリ:突然だけど、いま車で長い橋を渡っていて、橋が突然後ろから崩れ始めました。

ヒスイ:映画アニメゲームで割と見かけるシチュながら、絶対に経験はしたくないですね。

グリ:ヒスイさんはアクセルとブレーキ、どっちを踏む?

ヒスイ:まあアクセル全開ですね常考

グリ:では想定を変えて、落とせない仕事の〆切が今週末に迫っているのに、絶望的にやる気が出なくて、頭の中は家でカウチポテトすることで一杯だったら、ヒスイさんはどうする?

ヒスイ:まあカウチポテトに転職ですね常考

グリ:そんな世界線、どこかにあるのかな、、(遠い目)

ヒスイ:はいはい、グリのメンタルが抉られない内に真面目に答えると、「いま頑張れば、週末は家で好きなだけゴロゴロできるから、もう少し辛抱してこの仕事に集中しよう」て考えるのが普通じゃないですか。

グリ:そう。その発想は往々にして、標準的な環境下では正しい、ことが多い。

ヒスイ:やる気、結局出なかったんですね(憐憫)

グリ:やる気が出ない原因は色々だけど、「切迫した一つのタスクに頭が囚われると、パフォーマンスが標準以下に落ちる」という摩訶不思議な現象が、私には起こる。

ヒスイ:それはグリだけですね。

グリ:今日のヒスイさんは、ちょっと辛辣。

ヒスイ:その時にグリの中では、〆切に向けて加速しなきゃいけない状況で、逆に頭がパンクしてブレーキ踏んじゃってると言いたいわけですね。

グリ:冒頭伏線の回収ありがとう。そういう、にっちもさっちも行かなくなった状況で、取りうる最後の選択肢といえば、、

ヒスイ:「前方への脱出」!幼女戦記にもそう書いてある!

グリ:その通り。今ある〆切に加え、他のタスクを自ら抱え込むことで、脳内で既存のタスクが占めていた割合は相対的に低下する。あれほど手を付けたく無かった仕事が今や、「爆速でさっさと処理すべき諸々の一つ」に過ぎない。

そして、一切の先延ばしが致命的であることが細胞レベルで明白となった状況では、限界まで高まったタスク遂行圧力を前に〆切への心理的抵抗は雲散霧消し、我々はタスクの鉄路を突き進む暴走機関車と化す。これが最凶の時間活用術、その名も「前方への脱出(日常応用仕様)」だっ!

ヒスイ:創造性の欠片もないネーミングですね。そして本当に上手くいくんですかね、「二兎を追う者は一兎をも得ず」て古事記にも書いてあった気がしますが。

グリ:何でも古事記出典にするのはジッサイ安易。しかし、人工的に火事場の馬鹿力を発生させる背水の陣は、重大な代償を伴う。〆切を破砕した次の週末、あたなは高い確率で起き上がれなくなるだろう、、

ヒスイ:グリ、かわいそう(確信)

グリ:という訳で、忙しい時ほど気晴らしも大事だよという話でした。

ヒスイ:どんとはれ