あの日歩いた道の名前を僕達はまだ知らない。
グリ:記念すべき第1回のテーマは「お散歩」にしました。
ヒスイ:無難…もっと捻ったテーマなかったんですかね。
グリ:初手から冒険するのは気が引けたんDA、、
ヒスイ:チキン属性いきなり発現ですね。たしかにグリは時間があるとよく街を歩き回ってますけど、ただ歩くのがそんなに楽しいですか?
グリ:普段は通らない道をただブラブラ行くのが好きなんだ。土地柄が現れてるような場所ならなお良い。
ヒスイ:ブラタモリみたいなこと言い出した。
グリ:そこまで歴史がっつり掘り下げてはないです笑。
ヒスイ:お気に入りのルートとかはあるんですか?
グリ:東京だと、たとえば四谷‐飯田橋駅間の外濠公園がこれ大変よき道でして、基本どの季節でも楽しめるけど、何と言っても春の夜桜が最高。
外濠沿いの土手に遊歩道が整備されてる区間が多いから、初春の夕方に街灯に照らされた桜を見ながら20~30分かけてホドヨイ距離を歩ける。
お花見スポットとしてはそこまで有名じゃないのか、満開の時期にも人があまり多くないからゆったり楽しめるよ。
ヒスイ:宣伝その一、頂きました。楽しそうなのは分かりましたが、グリは風光明媚な場所以外も結構ほっつき歩いてますよね。長年散歩フリークやってるからには、綺麗な景色以外の何かを求めてるんじゃないですか?
グリ:うん。といっても、その辺りの魅力は言語化が難しくて、、むしろ人生の節目とか何か大きなイベントがあったときに歩いた道が、記憶に残るお散歩ルートになるというか。
ヒスイ:それはグリの印象深い記憶の一要素として、お散歩が結び付いてるってことですよね。もはやお散歩メインじゃない説。
グリ:まさに。ただ、私はそこにこそお散歩の効用があると思う。受験でも就職でも引越しでも、大きな節目を迎えたときの心象風景って、私の中ではその時に歩いた道の景色なんだ。
それも、ルーチンな日々の通勤通学路じゃなくて、ひょんな弾みで迷い込んだ道をとにかく進んで、新しい景色を見つけた時、特に理由はないけどこれからも何とかなるって思える。
そういう経験が、思い出深いお散歩として記憶に残ってるんだよ。
ヒスイ:お散歩しまくってるのは苦労と悩みの多さゆえですか、人生手探りの迷える子羊よ。
グリ:ぐぬぬ、、
ヒスイ:まとめると、人生という果てなき旅路を具現化させる儀式、これがグリにとってのお散歩の正体なんですね!
グリ:ヒスイさん、やっぱり厨二属性あったんですね(ゲス顔)
ヒスイ:あ゛?(#゚Д °)
グリ:しゅ、しゅすみません(急に豹変してびっくりした、、)
ということで、これからも気ままなお散歩のごとく、ゆるゆるやっていこうと思うので、どうぞよろしくお願いします。